私たちが日常の中で直面する多くの選択や決断は、自分の内面との対話から生まれます。しかし、多くの人が「真の自分」とは何か、その探求の方法や意義について深く考える機会が少ないのが現状です。この記事では、内なる自分の探求の重要性と、それを実現するための方法について考察します。
真の自分を見つけるために
内なる自分とは?
私たちの心の中には、社会や他者からの影響を受けずに存在する「真の自分」がいます。それは、他者の期待や価値観に縛られず、自分自身の感情や考えを持つ内なる存在です。
しかし、日常の忙しさや社会のプレッシャーにより、この真の自分を見失いがちです。
真の自分を見つけるための方法
1. 内省と瞑想
日常の喧騒から離れ、自分の心と向き合う時間を持つことは非常に重要です。瞑想を通じて、自分の心の中を静かに観察することで、真の自分との対話を深めることができます。瞑想の実践は、心の平静を保つだけでなく、自己理解を深める効果もあります。
2. ジャーナリング
自分の感情や考えを文字にすることで、自己理解を深めることができます。日常の出来事や感じたことを率直に書き留めることで、自分自身の気づきを得ることができます。ジャーナリングは、自分の内面と向き合うための有効なツールとなります。
3. メンターやカウンセリング
専門家との対話を通じて、自分の考えや感情を整理することができます。カウンセリングやメンタリングは、自分自身の視点だけでは気づきにくい部分を照らし出してくれるため、自己理解を深めるための重要な手段となります。
他人との比較をやめることの重要性
私たちの日常生活の中で、他人と自分を比較することは避けられないことのように思えます。SNSの普及により、他人の成功や幸福を目の当たりにする機会が増え、自分の人生や選択を疑問視することが増えてきました。しかし、他人との比較は、自己評価を低くするだけでなく、自分自身の価値や能力を過小評価する原因となります。
他人との比較からくるプレッシャーや不安は、自分自身の成長や発展を妨げる要因となります。他人の成功や選択は、その人の人生の中での一部に過ぎません。私たちが見ているのは、彼らの人生の一瞬のスナップショットであり、その背景や過去、努力や挑戦は見えていません。
真の自己実現のためには、他人との比較を超え、自分自身の価値や能力を正しく認識し、それを大切にすることが重要です。自分のペースで生きること、自分の選択や決断を信じることで、真の自己実現と幸福を追求することができます。
数字や結果だけの世界からの脱却
現代社会は成果主義が根付いており、数字や結果が評価の基準となりがちです。しかし、本当に大切なものは、数字では測れないものです。自分の価値を再確認し、結果だけに囚われない生き方を模索することが大切です。
自分に素直に、正直に生きる
そんな事わかってるけど、ローンも子供の学費など考えると、今の仕事を好きに辞めることはできないよ。と言うことは十分理解できます。ただ、その人生を続けて自分自身の精神が折れてしまわないでしょうか。パワハラ、モラハラ、上司や部下から板挟み。それを続ける選択をするのも自由ですし、辞めて違う環境に移るのも自分自身の選択ひとつなのです。厳しい言い方ですが、できないは自分での言い訳であると言えます。
綺麗事ばかり言うなとお叱りを受けるかと思いますが、私は現に52歳。すべての仕事を辞め、収入も少ないですが、その収入に合う小さな生活に変え、貯蓄も無いですがその分妻との時間も増えましたし、家族で居ることの幸せを感じています。
これを押し付けるわけでは有りません。今の仕事を続けながら色んな事が今ならできるということなのです。定年退職や早期退職のチャンスがあれば、その時に自身をもって自分はどうするかを考えておける状況を歩んでいれば、心を病まず自分なりの幸せを手に入れることができるのではないでしょうか。
自分の感情や欲望を受け入れ、それを隠さずに生きることは、真の自己実現への第一歩です。自分の心の声を大切にし、それに従って行動することで、真の自己実現を果たすことができます。
真の自分を知ることの深い影響
1. 精神的な安定
自分を知ることで得られる安心感や自信は、日常の中での精神的な安定に繋がります。内なる平和を追求することで、より豊かな人生を歩むことができます。自分に余裕ができると相手に対しても優しく接することができます。
2. 人間関係の向上
真の自分を知ることでのコミュニケーションの変化は、人間関係の質を向上させます。他者との深い関係を築くためには、まず自分自身を理解することが不可欠です。他者との関係が良くなれば、自分自身の周りの環境はとても働きやすかったり、生きやすい環境に変わってきます。それが無理であれば、その環境から去れば良いのです。
7.3. 人生の目的と方向性
自分の価値観や目的を明確にすることで、人生の方向性を見つける手助けとなります。自分の人生の目的を持つことで、より意味のある人生を歩むことができます。定年退職後は、仕事が趣味の人がポンと暇という空間に放り出されます。その時にゴロゴロ家で寝てると、妻に怒られ熟年離婚の話になりかねません。
そうなる前に、いまから定年までの間に、自分の内なる自分に問い何がしたいのかを問いただす時間はとても大切で、やり直しが効く今の若い時間にチャレンジをすることが重要です。
まとめ
内なる自分の探求は、人生の質を向上させるための大切なステップです。真の自分を見つけ、他人との比較を超えて生きることで、より豊かで充実した人生を送ることができます。
自分は自分、他所は他所。
見栄に価値を感じるだけでは、いつまでもその見栄に追いかけられる人生が待っています。隣は、あの人は、そういう人生はもう辞めませんか。本当に自分にとっての幸せってなんでしょう。
家族と一緒にいる時間でしょうか。高級ブランドを買っても買っても心のどこか隙間を埋めてほしいと感じる時間でしょうか。
どちらが悪いとか良いとか有りません。高級ブランドを購入することで自分が幸せだと心から思えるならそれでも良いのです。そのような生活をする努力をすればいいだけです。
ただ、私は、もうそういうのには疲れたかなと言うのがあります。素朴な事で笑い合える時間が少しでも多いほうが幸せに感じています。
皆さんの本当の心の奥底にある無意識領域のあなたは、何を求めていますか?